2017.8.17 05:00
--2020年東京五輪・パラリンピックまで3年を切った。抱負は
「私は岩手の人間。東日本大震災では国際社会から力強い支援を頂いた。復興した姿を世界に発信し、災害の教訓を共有したい。被災地出身の視点を強く持っていく」
「成功の鍵はパラリンピックの盛り上がりだ。一部選手を伸ばすだけでなく、障害者スポーツの裾野を広げることも大切だ。バックアップしていきたい」
--被災者と五輪をどうつないでいくか
「被災地でも競技が行われる。聖火リレーのルート、選手との触れ合い、食材や木材の活用。身近な大会になるよう私も味付けしたい。復興加速への推進力にする」
--東京都、大会組織委員会との連携は
「折々に意思疎通を図り、話しやすい人間関係をつくりたい」
--開催費用の分担は大枠が決まっただけだ。一部で宝くじ活用案も浮上している
「競技会場や輸送といった計画が具体化しないと費用は詰められない。宝くじは一つのアイデアだが、関係者の同意も大切だ」
--自民党たばこ議員連盟に入っている。国際オリンピック委員会(IOC)が掲げる「たばこのない五輪」への対応は
「受動喫煙には、きちんと対応する。どこでも自由にたばこを吸っていいとは思っていない。原則禁煙でなく、徹底した分煙を実現すれば、IOCの考えと整合性が取れないことはない」
--東京五輪で目指すメダル数は
「メダル総数41、金メダル16の過去最多をそれぞれ上回ることを期待したい」