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ソフトバンク、純増数で3位転落…ドコモと明暗 携帯3社、15年3月期契約

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ソフトバンク、純増数で3位転落…ドコモと明暗 携帯3社、15年3月期契約

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 携帯大手3社の2015年3月期の携帯電話契約数は、前期比6%増の1兆4783万9000件に達した。しかし、新規契約数から解約数を引いた純増数は1年前と激変し、長年独り勝ちを続けてきたソフトバンクが3位に転落、NTTドコモと明暗を分けた。

 NTTドコモは米アップルのスマートフォン「アイフォーン」販売効果や定額通話などの新料金プランで解約に歯止めがかかったことが奏功し、前期の156万9000件から349万件に2倍以上増えた。

 一方、ソフトバンクは前期の344万5000件から184万1000件と半分近くまで落ち込み、KDDIにも抜かれて3位に転落した。

 ソフトバンクは従来、割安な料金プランや人気スマホ「アイフォーン」の国内販売で先行した利を生かし、純増トップを独走してきた。

 しかし、KDDIとドコモが相次ぎ「アイフォーン」を取り扱い、ソフトバンクの独り勝ち状態も息切れ。孫正義社長は11日の決算発表で「国内の携帯市場はゼロサムゲーム。数は追わない」と述べ、純増競争からの離脱を宣言した。

 ただ、「アイフォーン」の販売比率が「8割前後」(市場関係者)といわれるソフトバンクは新規契約こそ鈍化したものの、機種変更による販売台数では強さを維持できそうだ。

 ドコモは、仮想移動体通信事業者(MVNO)経由の純増が「半分近く」(吉沢和弘副社長)を占めるが、年度末商戦では自社端末も好調だったもよう。3月に始まった光サービス「ドコモ光」や携帯とのセット販売は、同月末時点で申し込みの「半分しか処理できていない」(加藤薫社長)状況だったが、今期は効果が期待できそうだ。

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