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三菱UFJ、トヨタに続き最終利益1兆円を達成 傘下入りのアユタヤ銀が収益貢献

ニュースカテゴリ:企業の金融

三菱UFJ、トヨタに続き最終利益1兆円を達成 傘下入りのアユタヤ銀が収益貢献

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(右から)みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、りそな銀行の看板  三菱UFJフィナンシャル・グループが15日発表した2015年3月期連結決算は、最終利益が前期比5.0%増の1兆337億円となった。日本企業で最終利益が1兆円を突破するのはトヨタ自動車に次いで2社目となる。

 トヨタ自動車は14年3月期連結決算で最終利益が大幅増で1兆8231億円となり、1兆円を突破。15年3月期は2兆1733億円まで伸ばした。他の企業ではNTTとNTTドコモが過去に7000億円台まで連結最終利益を伸ばしたのが最大となっている。

 15年3月期の三菱UFJは国内の堅調な事業に加えて、傘下に収めたタイのアユタヤ銀行が収益に貢献した。今期(16年3月期)は経済情勢の不透明さが増すとして、最終利益予想は1兆円を割り込み9500億円にとどめた。

 他のメガバンクの15年3月期の連結決算は、三井住友FGの最終利益は9.8%減の7536億円。国内の利ざや縮小や株式売却益の減少が好調な海外事業などの足を引っ張った。今期(16年3月期)の最終利益は0.8%増の7600億円を見込むが、14年3月期(8353億円)には及ばない。

 みずほFGの15年3月期最終利益も11.1%減の6119億円。今期は3%増の6300億円をめざすが、三井住友FGと同じく14年3月期(6884億円)を下回る。

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