マツダの躍進、3人のキーマンが語る「小さい会社だからこそ」「選ばれ続けるブランドに」
更新マツダは11月8日まで開催中の東京モーターショーで、ロータリースポーツコンセプト「Mazda RX-VISION」を世界初公開した。ファンに向けて行われたスペシャルトークショーでは、開発担当の藤原清志氏、デザイン担当の前田育男氏、販売・マーケティング担当の毛籠勝弘氏が、低迷期の苦労やクルマ作りに懸ける思いなどを語った。(文・カメラ 大竹信生)
仲間を多く失うつらい時期も乗り越えてきた
「アテンザを筆頭に2005年ごろまでお客様に高い評価を頂いて、素晴らしい成果を挙げましたが、そういうときに力を抜くという悪い癖がありまして、これではイカンと。金井(誠太)会長の『世界一を目指せ』という言葉を実現するには、やはりすべて作り直さない限り達成できないと痛感し、全部の部品を一から開発する決断をしました。すべては2000年のお客様との約束から始まったんです」




