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MVNO初のアイフォーン提供 格安スマホ競争激化 低価格や独自端末で差別化

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MVNO初のアイフォーン提供 格安スマホ競争激化 低価格や独自端末で差別化

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 もともと、端末代と通信料込みのプランを2980円から提供していたワイモバイルは6月から1980円に値下げ。UQも7月から端末代と通信料込みで1980円に値下げしたプランを導入する。

 各社に続いて料金値下げを始めることについて、楽天の平井康文副社長は「各社に対抗したわけではないが、市場を分析した結果、市場が求める一つの方向性として導入を決めた」と述べた。楽天は、これまで端末代の支払いにしか使えなかった楽天ポイントを、月額料金支払いにも使えるようにすると発表。他社にないポイント経済圏の強みも生かす考えだ。

 28日に発表されたMM総研のMVNO利用者向け調査では、利用者満足度は62.7%に達し、「他人にMVNOを勧めたい」と答えた人も67.9%に上るなど、MVNOの普及は今後も加速するとみられる。

 ただ、事業者側にとっては「(先行する)欧州では格安だけでは苦しくなっている」(平井副社長)といい、今後はサービスの独自性も鍵となりそうだ。

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