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日本生命、初任給10年ぶり引き上げ 内勤職員対象 学生囲い込み

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日本生命、初任給10年ぶり引き上げ 内勤職員対象 学生囲い込み

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 日本生命保険が内勤職員の初任給を2007年度以来、10年ぶりに引き上げることが1日、分かった。引き上げ幅は職種によって5000~1万円となる。日銀のマイナス金利政策が続いていることに加え、人材確保が課題となる中、初任給を上げることで優秀な学生を囲い込む狙い。

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 2月下旬に労働組合側と妥結した。一部営業職員は1万円、そのほかの職種は5000円引き上げる。4月入社予定の約800人から適用する。営業職員の初任給は、15年度に5000~1万5000円の引き上げを実施している。

 同社は18年度も約800人を採用する計画。1日に解禁された新卒採用活動でも、学生に待遇改善をアピールしたい考えだ。

 学生優位の「売り手市場」が続く中、大手生命保険も優秀な学生の囲い込みに躍起になっている。明治安田生命保険は営業職員の初任給を最大約3万円引き上げる方向。第一生命保険は16年度に営業職員の初任給を約2万円引き上げた。今後、若手社員の待遇を改善する動きが業界内に広がる可能性もある。

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