バンコク有名ホテル解体へ デュシタニ、再開発で
更新タイの首都バンコクの象徴として長年親しまれてきたホテル「デュシタニ・バンコク」の建物が、再開発に伴い来年解体されることになり、市民らから名残を惜しむ声が上がっている。
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ホテルは1970年にバンコク中心部のシーロム地区に開業。タイの伝統建築と現代建築を融合させたスタイルで、当時、市内で最も高かった22階建ての本館ビルは、すぐにバンコクのランドマークとなった。
タイを訪れた各国首脳や有名人らも宿泊、ホテル内のレストランはタイの王族も頻繁に利用するなど、オリエンタルホテルなどと並ぶ高級ホテルとして知られた。
デュシタニ・バンコクは2018年6月いっぱいでいったん休業、建物は解体される。王室が所有する跡地には、同ホテルの新館のほか、オフィスビルやショッピングセンターなどの複合施設が建設され、25年の営業開始を目指す。(共同)