オリックス・ファシリティーズ、スマートグラスを来月から本格使用
更新大京グループで総合ビル管理を行うオリックス・ファシリティーズ(東京都渋谷区)は、ビル管理や工事業務での遠隔作業支援が可能になる眼鏡型の端末「スマートグラス」を7台導入し、6月から本格的に使用を開始する。
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現場の若手社員がスマートグラスをかけると、離れた場所にいるベテランオペレーターのパソコン画面に若手が見ている光景が映し出される。その映像を見ながら、オペレーターは音声によって指示を出す。赤ペンでパソコンに指示を書き込み、現場の社員がグラス画面で確認することもできる。
ビル管理業界は技術者の高齢化によって人材不足が深刻化しつつある。このためスマートグラスを効率的に活用することによって、専門技術の伝承を効率的に進めていく。
また、検査業務では多重確認を行えるようになるため、サービス品質の向上と平準化につながるとみている。大京グループはICT(情報通信技術)活用を経営の重点課題としている。