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【トップは語る】コカ・コーラBJI IT駆使して自販機の機能向上図る

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【トップは語る】コカ・コーラBJI IT駆使して自販機の機能向上図る

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 □コカ・コーラボトラーズジャパン社長 吉松民雄さん(70)

<< 下に続く >>

 --コカ・コーラウエストとイーストジャパンの経営統合により、38都府県をカバーするボトラー(製造・販売会社)となった

 「売上高約1兆円、世界3位のボトラーだ。半世紀以上におよぶ『地域密着』の伝統を生かし、業界をリードしていく。物流網の最適化などによる統合効果は4年間で250億円だが、これは保守的に見積もった数字だ」

 --2020年度の営業利益目標は650億円。16年度と比べ60%超の伸長を掲げている

 「達成には売上高拡大が不可欠だが、それ以上に収益性を高めたい。たとえば、傘下のキューサイと共同開発した『フルーツ青汁』は、1缶200円だが好評だ。こうした付加価値が高い飲料や小容量の商品、消費者の健康志向にマッチした特定保健用食品などを増やすことが重要で、日本コカ・コーラへ積極的に提案していく」

 --人手不足への対応は

 「圧倒的なブランド知名度と、地元で働けるメリットをアピールし、高卒者の採用を拡大していく。ウエストでは昨年度の35人中6人から、今年度は49人中17人に増やした。小売業界も人手不足に悩んでおり、当社が展開する74万台の自販機にとっては追い風となる。スマートフォンと連携した情報発信や外国語対応など、ITを駆使して自販機の機能向上を図る」

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