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【日本郵政株主総会詳報(2)】1万人超収容の会場、出席者は約800人 低かった株主の関心

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【日本郵政株主総会詳報(2)】1万人超収容の会場、出席者は約800人 低かった株主の関心

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 株主からの質問は続く。日本郵政グループ3社の株を持っているという男性株主は、「郵便局で売っている投資信託はまともで、元本割れしないような投信なのか。ノルマ達成のために売らないでほしい」。

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 これに対し、田中進常務執行役(ゆうちょ銀行副社長)は、「預金が超低金利ということもあり、お客のニーズを聞き、適合性原則に沿い、選択肢の一つとしてすすめている。投信の選定も慎重にしている。それぞれよってリスク・リターンの特徴は異なるが、元本の変動は、投信の商品性の根幹だ。引き続き多様なニーズに対応していきたい」と回答した。

 他の株主からは、「2万4千の郵便局のネットワークと言うが、手紙を書く人は減っている。これを増やす取り組みはあるのか」という質問が出た。

 これには、諫山親常務執行役が、「手紙・はがきを増やすことで、郵便事業の維持拡大に取り組む。全国の幼稚園や保育園での『お手紙ごっこ遊び』を支援している。また、『手紙の書き方体験授業』で学校の先生に協力している。そのほか、手紙・はがきを購入しやすい環境づくりを検討していく」と答えた。

 長門正貢社長も、「(明治4年に)配達を始めて146年。温かい応援歌と受け止めさせていただきました」と言葉を沿えた。

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