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【ぐるなびのチョットぐな話】さまざまな味わい、クラフトジンに注目

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【ぐるなびのチョットぐな話】さまざまな味わい、クラフトジンに注目

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 クラフトビールやクラフトコーヒーなど“クラフト系”ドリンクの人気が衰えない中、ここ最近注目を集めているのがクラフトジン。ぐるなびにクラフトジンを掲載している飲食店の数は、昨年末からの半年で2倍になっている。

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 クラフトジンとは、明確な定義はないが、少量生産でこだわりを持って造られたジンを指すことが多い。大手メーカーによって大量生産されるジンとは異なり、規模の小さな造り手によって、こだわりの製法や素材を使って造られるものが多く見られる。

 そもそもジンは、原材料となるアルコールの種類にも規定がなく、大麦やライ麦、ジャガイモ、フルーツを使ったものもある。そのアルコールに「ボタニカル(植物素材)」と呼ばれるハーブや果皮などを漬け込み、味や香りを付けて、それぞれのジンの特徴を作り出す。

 従来のジンではジュニパーベリー(ヒノキ科の針葉樹)を主に、コリアンダーシードやアンジェリカ、レモンやオレンジの皮など、だいたい5~10種程度が一般的。クラフトジンではこれらのボタニカルに加え、これまで一般的に使用されていなかった、キュウリやバラの花のエキスなどを使用した銘柄もある。また、地域特有のユニークなボタニカルやオーガニックを使った個性豊かな銘柄が数々誕生している。昨年、岡山県の老舗酒造や、京都府の国内初のクラフトジン蒸留所から、相次いで国産クラフトジンが発売された。今年に入り、鹿児島県の酒造や、大手メーカーからも次々と発売されている。そのどれもが、茶やユズ、サンショウなど、日本を意識したボタニカルを利用しているのが特徴だ。

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