農業ベンチャーのアグリメディア（東京都新宿区）は有機野菜づくりのための学校「シェア畑アカデミア」を９月に開校する。教室での講義で知識を学び、実際の畑で栽培を実践する。定年後、家庭菜園に本格的に取り組みたい人や、新規就農希望者、農業参入を考える企業の担当者など、野菜づくりを理論的に学びたい層が対象。１期生は１００人を募集する。

　講義は同社の本社内で行い、栽培実習は川崎市多摩区の「シェア畑川崎多摩」の受講者ごとの専用区画で実施する。

　入門から上級まで３コースを設定。入門編のライトコースは３カ月で８コマの講義などを隔週開催。スタンダードコースは６カ月間に２２コマを隔週で、またプレミアムコースは６カ月間に４４コマを毎週開く。入学金２万１６００円のほか、受講料は、ライト１５万１２００円、スタンダード２７万円、プレミアム４３万２０００円。

　今後は畑を首都圏、関西地方に展開して裾野を広げ、専業農家向けコースの開講も計画。来年度までに受講者１０００人、売り上げ２億円を目指す。