シャープ1段階格上げ R&I、収益基盤安定で
更新格付投資情報センター(R&I)は23日、シャープの発行体格付けを「シングルBプラス」から「ダブルBマイナス」に1段階引き上げたと発表した。構造改革やコスト削減で財務が改善していることや、国内外で商品開発を積極化し、収益基盤が安定してきたことを踏まえた。ただ格付け自体は全21段階中、上から13番目となっている。
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台湾・鴻海精密工業の傘下に入った昨年以降、改革や提携の効果で「損益が急に悪化する懸念は小さくなっている」と評価。ただ、テレビなどのデジタル機器は価格競争が厳しく「収益性を一段と高められるかは慎重にみる必要がある」としている。