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スパコン「暁光」が国内最高の計算速度を達成 1秒間に1・413京回

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スパコン「暁光」が国内最高の計算速度を達成 1秒間に1・413京回

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 ベンチャー企業のペジーコンピューティング(東京)などは26日、開発を進めていた新型スーパーコンピューター「暁光(ぎょうこう)」が国内最高の計算速度を達成したと発表した。これまで国内最高だった東大・筑波大の機種を上回り、11月中旬に発表される新たな世界ランキングで正式に国内1位になる見通し。

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 暁光は超並列の演算処理や、基板を液体に浸す冷却システムなど同社独自の技術を採用したスパコンで、海洋研究開発機構の横浜研究所に設置されている。

 1秒間の計算速度は1・413京回(京は兆の1万倍)で、今年6月に発表された世界ランクで国内1位だった東大・筑波大の「オークフォレスト・パックス」の1・355京回を上回った。理化学研究所の「京(けい)」の約1・3倍に相当する。

 現時点で世界6位に相当する性能で、さらに能力を高め来月に世界3位、来年中に世界トップを目指している。今年6月に国内最高を達成する見込みだったが、開発が間に合わず世界69位(国内10位)にとどまっていた。

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