トヨタ、障害者の自由な移動を支援 補装具開発やスポーツ大会協賛
更新トヨタ自動車が、車いすなど足の不自由な人が使う補装具の開発費拠出や、知的障害者によるスポーツ大会「スペシャルオリンピックス」協賛を相次ぎ打ち出している。トヨタは先端技術の活用で、全ての人が自由に移動できる社会を目指しており、障害者支援の強化はその一環だという。
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トヨタが設立したトヨタ・モビリティ基金は16日から、補装具の革新に関するアイデアの募集を始めた。これまでにない形状や、ITを活用した製品を想定している。
専門家らによる選考を経て、試作品の製作費など計400万ドル(約4億5000万円)を提供する。2020年以降の実用化を目指す。
トヨタは16日にスペシャルオリンピックス国際本部と「グローバルパートナー」契約を締結。18年から22年まで日本と米国の大会を中心にスポンサーを務める。
これまで日本国内の障害者スポーツ大会に協賛したり、国際パラリンピック委員会(IPC)と最高位のスポンサー契約を結んだりしていたが、さらに拡充する。