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【試乗インプレ】産経デジタル的カー・オブ・ザ・イヤー2017はルノー・メガーヌGTに決定!

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 一年の最後は、今年当連載で試乗したクルマの中からベストワンを選出する「産経デジタル的カー・オブ・ザ・イヤー2017」で締めくくる。言うまでもないが、12月11日に発表された「日本カー・オブ・ザ・イヤー2017-2018」とは全く関係なく、われわれたった2名の選考委員が独断と偏見に基づいて勝手に選んでおりますのであしからず。上位5位までのクルマの画像もまとめて再掲するので、「そう言えばこんなクルマあったよなぁ」とゆるい感じでお付き合いいただければ幸いである。(産経デジタル 大竹信生・小島純一)

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大竹信生が選んだトップ5

1位 ルノー・メガーヌGT

 ハンドルを握れば自然と笑みがこぼれる魅惑のハッチバック。ハンドリングや足回りの味付けが絶品で、全体的な完成度も申し分ない。従来モデルより内外装の高級感も格段にアップした。最大の評価ポイントは、この走りを「GT」という中核モデルで実現していること。高性能モデルの「R.S.」には手が届かない、という人に激しくオススメする!

メガーヌGT

メガーヌGT

2位 日産・ノートe-POWER

 e-POWERの最大の価値は、ガソリンを使ってEV走行ができること。充電の心配とは無縁で、給油さえできれば滑らかで力強いモーター走行が楽しめる。ペダル1本で加減速ができる新機能も新鮮。広い車内と200万円を切る価格も魅力的で、日産車として30年ぶりに月間新車販売1位に輝いたのも納得。

日産「ノート e-POWER」で神奈川県の城ケ島周辺を走る

日産「ノート e-POWER」で神奈川県の城ケ島周辺を走る

3位 スズキ・スイフト ハイブリッドRS

 日本のコンパクトカーの中でも一番スポーティーな、特徴の分かりやすいクルマ。走って楽しいのはもちろん、燃費性能や利便性も大前提として備えている。試乗したマイルドHVのほかにもHV、ガソリンターボ/ノンターボ、スイフトスポーツ、MT/AT/CVTなどラインアップが豊富。しかもすべて200万円以下という良心的な価格設定だ。

スイフト「ハイブリッド RS」

スイフト「ハイブリッド RS」

4位 ホンダ・N-BOX カスタム

 もはや国民的軽自動車。この車格のファミリーカーとしてこれ以上望むものはないほど、誰もが納得する完成度だ。外観は初代のイメージを踏襲しつつブラッシュアップ。内装の質感は「軽」の枠を超えている。国内専用車は開発費用や経営資源など制約が多い中で、生産現場はもちろんR&Dやマーケティングによる並々ならぬ努力があったことが伝わってくる。

赤黒ツートンのカラーリングのせいか、斜めからの眺めでは背の高さをさほど感じない。ホンダ・N-BOX カスタム

赤黒ツートンのカラーリングのせいか、斜めからの眺めでは背の高さをさほど感じない。ホンダ・N-BOX カスタム

5位 ボルボV90 クロスカントリー

 クロカンから街乗りまでこなせるマルチなステーションワゴン。とにかくデザインが美しい。高級ホテルにも乗りつけられるほどに洗練されていて、内装もボルボらしい個性に溢れている。上質な走り味やお家芸の先進安全装備も好感。ドイツ高級3社に引けを取らない存在になってきた。

山中湖の砂浜でも安定した走りを見せた、ボルボの「V90 クロスカントリー」。筆者は小学生のころからよくここでバス釣りをしていました

山中湖の砂浜でも安定した走りを見せた、ボルボの「V90 クロスカントリー」。筆者は小学生のころからよくここでバス釣りをしていました

スカンジナビアン・テイストの自然体で機能性にこだわったインテリア。もちろん高級感はばっちりだ

スカンジナビアン・テイストの自然体で機能性にこだわったインテリア。もちろん高級感はばっちりだ

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  • メガーヌGT
  • 日産「ノート e-POWER」で神奈川県の城ケ島周辺を走る
  • スイフト「ハイブリッド RS」
  • 赤黒ツートンのカラーリングのせいか、斜めからの眺めでは背の高さをさほど感じない。ホンダ・N-BOXカスタム
  • 山中湖の砂浜でも安定した走りを見せた、ボルボの「V90クロスカントリー」。筆者は小学生のころからよくここでバス釣りをしていました
  • スカンジナビアン・テイストの自然体で機能性にこだわったインテリア。もちろん高級感はばっちりだ
  • スポーティーな外観から一転、インテリアは意外にも上質で落ち着きがある
  • セダンは伸びやかなプロポーションが特徴。ホンダ・シビックセダン
  • 英国生産のため“輸入車”となるハッチバック。ホンダ・シビックハッチバック
  • 「ノート e-POWER」のパワートレイン。手前が駆動モーターとインバーター、奥が発電専用エンジン。バッテリーは前席床下に積んでいる
  • 運転に集中しやすい飾り気のない空間
  • 山梨・甲州の牛奥みはらしの丘にて。勝沼町から甲州市にかけて、左右にブドウ畑が広がる丘の中腹を走る農道「フルーツライン」の途中にあるビュースポットだ。トヨタ・C-HR
  • 廉価グレードながらハンドルは革巻き。ナビ画面はプリウス同様、最上部に配置。トヨタ・C-HR

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