ご飯を楽しく、SNS映えも 卵やのりを合わせて調理する商品続々
更新ご飯を手軽によりおいしく、楽しく食べられる商品が登場している。卵やのりを合わせて簡単に調理、「キャラクター弁当(キャラ弁)」に使われることもある。写真映えするため会員制交流サイト(SNS)への投稿としても楽しめそうだ。
東京・秋葉原の家電量販店「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」は、ご飯関連の調理器具を集めたコーナーを設けている。訪れた女性は「かわいい。使ってみたい」と話していた。
生活用品を手掛けるアーネスト(新潟県三条市)は、赤ちゃんパンダのおにぎりが簡単に作れるセット「パンダおにぎりベビー」をインターネットなどで販売している。
最初にご飯を型に詰め、おにぎりの本体を作る。次に専用のカッターを使って大判ののりから切り抜いた目や鼻、手、足の部分を本体に貼る。1個当たり約50グラムになる。
利用者からは「普段、かわいいお弁当は作らない私が、娘の運動会用に作った」「6歳の娘も自分でできた」といった声が寄せられている。希望小売価格は1080円。
たまごかけご飯(TKG)をふわふわの食感で楽しんでもらおうと、タカラトミーアーツ(東京都葛飾区)が2017年10月に発売した商品が「究極のTKG」だ。
生卵をセットしてボタンを押していくと、白身と黄身、殻に自動的に分かれる。白身は泡立ててふわふわに仕上がり、お茶わんに盛り付けたご飯にかける。黄身を載せれば完成だ。
泡立てる時間が1分だとさらっと仕上がり、3分なら泡にボリュームが出る。イクラなどを加えるのもお薦めだ。希望小売価格は3780円。
老舗のり問屋の小善本店(同台東区)が販売している「のりあーと」シリーズはレーザー加工技術でのりをカットし複雑な絵柄を表現。「恐竜」や「絶対合格」などがあり、お弁当のご飯に載せれば手軽にキャラ弁になる。
希望小売価格は1袋324円などで、通信販売しており「お弁当作りの時短で助かっている」といった感想が聞かれる。
ニコニコのり(大阪市浪速区)は、「だいすき」「ファイト!」などのメッセージをデザインした「おしゃべりのり」を販売(参考価格324円)している。オムライスやパスタに載せるなどしても写真映えしそうだ。