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【クラウドWatch】アシスト「千里眼SaaS」、無償で品質評価

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【クラウドWatch】アシスト「千里眼SaaS」、無償で品質評価

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 ■システム運用可視化の機能を拡張

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 アシスト(東京都千代田区)は、企業システムの運用業務で発生するシステムイベントを分析するプラットフォーム「千里眼SaaS」の機能を拡張した「千里眼SaaS 2018-01 Updates」を提供する。同時に「千里眼SaaS ジョブ品質評価サービス」の無償提供も開始する。

 千里眼SaaSは、日立製作所の統合システム運用管理ソフトウエア「JP1」のさまざまなログやイベントを多角的に分析し、現状の運用状況を可視化する。環境はAmazon Web Services(AWS)上に構築され、Qlik Technologiesのセルフサービス型分析プラットフォーム「Qlik Sense」を分析エンジンとして採用している。

 今回のアップデートでは、ジョブ管理業務で課題となるバッチやジョブの品質改善を図るため、ジョブ処理時間の延伸、ジョブの遅延、ジョブ異常の3つの観点で評価レポートテンプレートを拡充した。

 これにより、チェックポイントとなる業務処理の開始と終了、処理時間の推移を業務イベントに合わせて分析し、夜間バッチの処理時間の延伸や遅延によるオンライン開局処理への影響を高精度に把握して、業務に影響を及ぼすことなく、未然に対策を取ることができるという。

 また、これまでのJP1イベントデータの取り込みに加え、システムリソースデータを追加した。ジョブとシステムリソースを相関した分析など、多視点での評価を実現できるよう強化している。

 さらに、新たなインプットデータとして、業務カレンダーや業務処理のチェックポイントなど、顧客企業固有の情報を表示データのフィルターや評価軸などに活用することにより、レポートのセルフカスタマイズが可能となる。

 千里眼SaaSの価格は月額9万8000円(税別)。初期費用が別途必要で、契約は年単位となる。今回、提供を開始する千里眼SaaS ジョブ品質評価サービスは、千里眼SaaSを利用してジョブ管理システムの稼働状態や性能を診断する。JP1/Automatic Job Management System3ログと事前提出シートの内容を基に、顧客企業の運用業務やシステムの特性についてヒアリング訪問した後、アシストが千里眼SaaSにシステムログを取り込み、レポートを作成する。価格は無償。(インプレスウオッチ)

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