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全国初、岡山のタクシー会社に「荷物運送」を認可 過疎地の業者の新たな収益源期待

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全国初、岡山のタクシー会社に「荷物運送」を認可 過疎地の業者の新たな収益源期待

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 中国運輸局は16日、岡山県矢掛町でタクシーを営業する「二葉観光運輸」に、タクシーで荷物を運べる「貨客混載輸送」を全国で初めて認可した。公共交通網の維持が困難になっている中山間地や離島など過疎地で昨年9月、タクシーで荷物を運んだり、貨物車に客を乗せたりする「貨客混載」サービスが解禁されていた。

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 二葉観光運輸は、高齢化が進む農家に代わって、春以降に町内の直売所へ農作物を運ぶことを想定。外出が困難な高齢者のため食料品や日用品の配達も検討しており、担当者は「営業地域では高齢化が進んでいるためニーズはある。サービスを通じ生活弱者のために役立てれば」と話している。

 解禁された貨客混載輸送は、過疎地を抱える3万人未満の市町村などが対象。タクシーが人と物を同時に運べるようになるため、経営が厳しい過疎地の業者の新たな収益源にもなると期待されている。

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