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【新春直球緩球】三井物産の安永竜夫社長 健康・自動車分野にも布石

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【新春直球緩球】三井物産の安永竜夫社長 健康・自動車分野にも布石

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 --世界経済の見通しは

<< 下に続く >>

 「米国ファーストの保護主義を心配していたが、米国経済の活力は大きい。インドも物品・サービス税導入など多少の荒療治があったが、税制の透明性の効果もあり、消費大国への期待が高まる」

 --市況に左右されない収益の構造改革は

 「資源エネルギー、機械、化学をより強くすると同時に平成31年度に非資源で2千億円の利益を稼ぐ目標は視野に入った。次なる非資源の収益分野は、ヘルスケアや自動車関連、農業資材などで手を打っている」

 --資源事業への取り組みは

 「モザンビークの液化天然ガス(LNG)開発は今年には投資決定し、日本に近いロシアのサハリン2開発拡張など競争力のあるガスを市場に供給していきたい」

 --人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)によるビジネスモデル変化への対応は

 「あらゆる分野でビッグデータを使い、AIに仕事を置き換えたり、効率化を進めたりしないと生き残れない。本社や関係会社、取引先にも提案していく。また、技術力のあるベンチャーには実証試験など活躍の場を提供し育てていきたい」

 --次なる市場開拓の有望国は

 「アルゼンチンでは将来のインフラやエネルギー開発に布石を打ちたい。東アフリカも攻め、インド企業と組み、分散型電源も展開したい」

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