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再生タイヤで環境・経費対策を両立 日本ミシュラン、商用車向けリトレッドタイヤを商品化

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再生タイヤで環境・経費対策を両立 日本ミシュラン、商用車向けリトレッドタイヤを商品化

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 走行により摩耗したタイヤの機能をよみがえらせた再生タイヤ「リトレッドタイヤ」。日本ミシュランタイヤ(東京都新宿区)は10月、省資源化やタイヤ経費の削減につながる新たな商用車向けリトレッドを商品化した。ブリヂストンや横浜ゴムなどの競合各社も再生ビジネスに注力しており、リトレッドの市場が活気づきそうだ。

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 日本海に面した新潟県糸魚川市。7月にその地に向かうと、周囲に数多くの使用済みタイヤが積み上げられた工場が目に飛び込んできた。日本ミシュランがリトレッドの生産を委託する高瀬商会の関連会社トーヨーリトレッドの拠点だ。

 使用済みタイヤは洗浄後、傷や変形をチェックし修理。その後、路面と接するタイヤ表面の「トレッドゴム」を削り、その上に溝が刻まれた新しいゴムを貼り付ける。表面を貼り替えたタイヤはゴム袋で包み、熱と圧力を加える「加硫機」に投入。タイヤの土台にトレッドゴムを接着する。さらに、高圧の空気を充填(じゅうてん)し耐久性を確かめる検査などを経て塗装すると完成だ。

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  • 加硫機で加熱処理されたリトレッドタイヤ=7月、新潟県糸魚川市

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