中小企業

ユーグレナ、短期集中型の新サプリ 幅広い世代狙った戦略商品

 食品や化粧品といったヘルスケアに加え、バイオディーゼル燃料や飼料などにも用途が広がっている微細藻類ユーグレナ(和名・ミドリムシ)。独占供給するユーグレナは、M&A(企業の合併・買収)を含めて2020年9月期の連結売上高を18年3月期の約2倍にあたる300億円に引き上げる計画だ。主力のヘルスケア強化の一環として昨年10月に発表したのが、新コンセプトのサプリメント「euglena 7days(ユーグレナ セブンデイズ)」。同社では高齢層顧客が中心だったユーグレナを、幅広い年代に認知してもらう戦略商品に位置付けている。

大事な日をサポート

 「サプリメントに興味があるが、飲み続けるのがおっくうと思っている人に向けて開発した」と、セブンデイズのターゲット層について語るのは企画開発課の秋山茉由係長。セブンデイズは、7日間という短期集中でサプリを摂取するのが基本コンセプトだ。

 1食分に59種類の豊富な栄養素を持つユーグレナ3億個と、目的やシーンに合わせて厳選した健康成分を配合し、大事な日に向けた7日間を集中的にサポートする。秋山係長は「短期集中をコンセプトにしたサプリメントは、ダイエット以外では初めて」と話す。

 第1弾として投入したのは「出張・旅行編」「趣味・仕事編」「美容編」のシーンごとの3商品。例えば、美容編はデートやイベントに向けて“キレイ”が欲しいときに摂取する。ユーグレナのほか、プラセンタやセラミドをはじめ、美容に大切なハリ感や潤いをサポートするコラーゲンペプチドやビタミンB群を配合してある。

3つのシーンに対応

 一方、「趣味・仕事編」は、がんばりどきで勝負力が欲しいときに摂取することを想定。ユーグレナのほか、カフェイン、アルギニン、唐辛子成分のカプサイシンを配合した。

 実際に摂取してもらったモニター調査の結果も良く、誰でも気軽に購入できるよう価格は、7日間分21錠で980円(税別)とリーズナブルに設定した。

 同社のユーグレナを使った一般食品、健康食品のユーザーは高齢者層がメイン。若い女性やサラリーマンなど幅広い世代にユーグレナを浸透させるのは同社の大きな課題だった。

 秋山係長は「このセブンデイズを入門サプリとしてユーグレナを認知してもらい、ゆくゆくはユーグレナをいつも購入してもらえたら」と狙いを語る。

 セブンデイズは、流通網の拡大にも大きな役割を担っている。同社の一般食品、健康食品は通販ルートがほとんどだが、セブンデイズは通販のほかドラッグストアルートでの販売にも切り込む。9月末までに全国3500店舗での取り扱いを目指しており、秋山係長は「ドラッグストアという新ルートを使って、幅広い世代にユーグレナ製品を手に取ってもらいたい」と話している。

【会社概要】ユーグレナ

 ▽本社=東京都港区芝5-29-11 G-BASE田町

 ▽設立=2005年8月

 ▽資本金=54億2424万円

 ▽従業員=398人

 ▽売上高=151億円(連結、2018年9月期)

 ▽事業内容=ユーグレナなど微細藻類の食品、化粧品製造販売、バイオ燃料開発など

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