中小企業

通販のグリボー、腰痛軽減マットレスで急成長 月間出荷4000枚突破

 日本人の5人に1人が悩んでいるといわれる腰痛。そんな中、通販ベンチャーのグリボー(福岡市中央区)が手掛ける腰痛対策に特化したマットレス「モットン」がヒットしている。モットンは、自然な寝返りをサポートして腰痛を軽減するのが売りで、出荷量は月間4000枚を突破した。口コミを中心に引き合いが増え、ユーザーから「長年苦しんできた腰痛が解消した」との声が相次いでいるという。高橋諒社長は「モットンのほかにも、人々のQOL(クオリティー・オブ・ライフ、生活の質)を高める製品を世の中にどんどん出していきたい」と意欲を燃やしている。

自らの悩みから考案

 モットンはそもそも、腰痛持ちだった高橋社長自ら考案した。以前、企業に勤めていたサラリーマン時代に毎晩眠れないほどの腰痛に悩まされ、腰痛に効くといわれるものは何でも試したが、どれも期待する効果は得られなかったという。

 製造業に詳しい友人にマットレスの開発を勧められ、さまざまな形状、素材を組み合わせたり、データ分析を何度も繰り返したりした。その結果、自然な寝返りを打ちやすい高反発のマットレスが、睡眠時の血流をスムーズにし腰痛の軽減につながることを突き止めた。

 高橋社長自身で完成したマットレスで寝起きしてみると、「日中の腰の痛みが明らかに軽減していった。2、3週間もすると腰痛持ちだったことを忘れるまでになった」(高橋社長)という。

 家族や友人、知人などにも試してもらい効果を確認。さらに腰痛に悩んでいる人たちに広く提供しようと、グリボーを創業した。創業以来、顧客の声を拾って商品に反映する活動を続けており、「数千人のモニター分析でも顧客満足度が高い」と高橋社長は胸を張る。これまでに約8万人以上の顧客を獲得しているという。

 モットンの厚さは10センチで、日本人の体型、体重に合わせ硬さ別に100ニュートン(ニュートンは力の単位。この場合、反発力を表し、数値が大きいほど硬い)、140ニュートン、170ニュートンの3タイプをそろえた。実際に使ってみて硬さが合わなければ、1回に限り交換できる。さらに商品受け取りから90日間以内なら返金保証するサービスも採用した。

 高橋社長は「安心して購入してもらうことに心を砕いた。通販ながら百貨店に匹敵するサービス提供が目標」と語る。

生活の質高める商品

 その高橋社長が今後、次々にラインアップしていこうとしているのがQOL向上商品。既に主婦向けに雑穀米の無洗タイプを発売したほか、腰痛対策として痛みを緩和するクリーム「塗るモットン」も開発した。また、昨年には同社の腰痛研究部を独立させ、一般社団法人日本腰痛研究開発機構を発足。専門家を招いて腰痛対策の研究に着手し、「あなたの腰痛が治らないのは治し方を間違えているから」という書籍を著した。

 高橋社長は「QOL向上商品を充実させ、現在約16億円の売上高を早期に50億円規模に引き上げたい」と話している。

【会社概要】グリボー

 ▽本社=福岡市中央区天神3-8-13

 ▽東京本部=千代田区霞が関1-4-1 日土地ビル2階

 ▽設立=2015年7月

 ▽資本金=999万円

 ▽事業内容=腰痛、肩凝り、冷え症対策に特化した寝具事業など

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