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安川電機中計、コア事業強化 M&A含め1000億円投資

 安川電機は、中期経営計画の期間となる2022年2月期までの3年間に、M&A(企業の合併・買収)を含めて成長に向けて累計1000億円を投資する計画だ。小笠原浩社長が記者会見で明らかにした。19年2月期までの約3年間の700億円程度から大幅に上積みする。

 うちM&Aに200億~300億円を投じる可能性があるとし、対象として想定している企業は「当社のコア(中核)事業を発展させるために、技術がある相手と組むことを考えている」(小笠原浩社長)という。他に、研究開発や生産を強化するための設備にも投資する。

 一方、小笠原氏は世界で事業展開する中で「足元は米中貿易摩擦や、英国の欧州連合(EU)からの離脱などの地政学的な問題がある」としながらも、人手不足を背景にした生産工程自動化の動きなどが製品販売の追い風になると強調した。

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