テクノロジー

民間ロケット13日打ち上げ 北海道の宇宙ベンチャー

 北海道大樹町の宇宙ベンチャー「インターステラテクノロジズ」は4日、同町で記者会見し、自社開発の小型ロケット「MOMO(モモ)」4号機を13日に打ち上げると発表した。5月に打ち上げた3号機は、民間主導のロケットで国内初の宇宙空間到達を達成しており、稲川貴大社長(32)は「成功の実績を重ねて商業化につなげたい」と話した。

 4号機は3号機と同型で全長約10メートル、直径約50センチ、重さ約1トン。町内の実験場から打ち上げる。悪天候などに備えて14、20、27、28日を予備日に設定した。

 3号機に続いて、高度100キロ以上の宇宙空間到達を目指すほか、高知工科大が開発した研究用機器を搭載。一部資金を提供した金属機器製造「キャステム」(広島県福山市)の発案で、宇宙空間に紙飛行機を放出するユニークな実験も行う。

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