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ＬＩＮＥ、ＡＩを外部提供 アマゾンやＩＢＭに対抗
ＬＩＮＥ（ライン）は２３日、音声や文字、画像認識といった自社の人工知能（ＡＩ）技術に関し、外部企業へ販売する事業を同日から始めたと発表した。企業のビジネス形態に合わせてＡＩの機能を提供し、生産性向上を支援する。豊富な日本語データを強みに、同種のサービスで先行する米アマゾン・コムや米ＩＢＭに対抗したい考えだ。
音声認識では会議の議事録や顧客との会話の記録作りを、画像認識の技術では紙の領収書や伝票の読み込みといった事業効率化への活用を主に想定している。ＡＩを手掛けられる自前の人材が少ない企業向けに、サポートを含めた契約もある。
また飲食店向けに、人間の声に似せて合成した音声でＡＩが電話対応し、顧客からの予約受け付けやキャンセルを処理できるサービスも近く提供を始める。技術開発を進め、いずれは他業種のコールセンター業務などにも応用したい考えだ。