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メルカリ、赤字137億円 米国とスマホ決済が重荷

 フリーマーケットアプリ運営のメルカリが8日発表した2019年6月期連結決算は純損益が137億円の赤字(前期は70億円の赤字)だった。米国事業とスマートフォン決済事業の投資負担が重荷となり、赤字幅が拡大した。

 売上高は前期比44・5%増の516億円と大幅に伸びた。国内で中高年の男性など利用する顧客層の裾野が広がり、個人間取引が一段と活発化した。米国を含めた取引総額は43・2%増の5307億円だった。

 ただ、乱立するスマホ決済アプリの競争激化で広告宣伝費が増加したほか、技術者の採用増で人件費拡大が響き、本業のもうけを示す営業損益は121億円の赤字(前期は44億円の赤字)だった。

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