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ウーバー赤字5500億円 株式上場で巨額費用計上

 米配車大手ウーバー・テクノロジーズが8日発表した2019年4~6月期決算は、最終損益が52億3600万ドル(約5500億円)の赤字(前年同期は8億7800万ドルの赤字)だった。米メディアによると、赤字額は過去最大。5月の株式上場に伴い、従業員への株式報酬に関する費用39億ドルを計上したのが響いた。

 売上高は前年同期比14%増の31億6600万ドル。売上高の7割超を占めるスマートフォンのアプリを通じた配車事業が競争激化で伸び悩み、2%増の23億4800万ドルにとどまった。一方、料理を飲食店から届けるサービス「ウーバーイーツ」は72%増の5億9500万ドルと急伸した。

 ウーバーは自家用車を使って運びたい人と客を結び付ける相乗りサービスを主力とするが、日本では規制もあってタクシーの配車サービスが中心だ。筆頭株主はソフトバンクグループで、トヨタ自動車も出資している。(共同)

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