メーカー
7月の工作機械受注、前年比33%減 10カ月連続で前年実績下回る
日本工作機械工業会が13日に発表した7月の工作機械受注総額(速報)は前年同月比33.0%減の1012億6800万円で、10カ月連続の前年実績を下回った。業界内で好不調の境目とされる1000億円はかろうじて上回った。2018年度補正予算の「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」(ものづくり補助金)の採択結果が6月28日に出たのを受けて中小企業向けの商談が出始め、前月比ベースでは9.3%増だった。
外需は28.2%減の600億7500万円で、10カ月連続のマイナス。米中貿易摩擦に端を発した中国需要の減退、企業による設備投資の手控えの影響が続いている。内需は38.9%減の411億9300万円で、8カ月連続の前年割れだった。