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鉄筋出来形 TOFカメラで自動検測

 ■三井住友建設と日立ソリューションズが共同開発

 三井住友建設と日立ソリューションズは、光を照射して対象物までの距離を計測するTOFカメラを活用した、建設現場向けの鉄筋出来形自動検測システムを共同開発した。

 システムは、デジタルカメラなどに使用され、色彩を判別することが可能なRGBカメラと、対象物に照射した光が反射して戻ってくるまでの時間から距離を計測できるTOFカメラを活用したもので、2つのカメラで撮影した画像を合成することにより、鉄筋径と配筋間隔の計測を行う。

 TOFカメラを利用することで、RGBカメラだけでは判別が困難であった多段配置された鉄筋においても、的確に対象の鉄筋を抽出して計測できる。計測結果はデータとして記録し、検査写真および帳票を自動作成する。

 TOFカメラを搭載したタブレットなどで撮影するだけで、鉄筋径・配筋間隔の計測から帳票作成までをリアルタイムで自動出力できるため、従来の計測方法に対して施工管理者が検測作業に拘束される時間を3分の1に縮小できるという。

 両社は今後、土木・建築分野におけるさまざまな出来形検測への積極的な導入展開を図り、生産性向上に取り組んでいく。(インプレスウオッチ)

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