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年代ものの着物を気軽に オンラインショップも立ち上げたセレクトショップ

 着物をおしゃれに着こなしてもらおうと戦前から昭和中期にかけての古い着物や帯を取りそろえているセレクトショップが大津市にある。「もっと気軽に楽しく」をコンセプトに、泉陽香さん(36)と夫の輝一さん(36)が経営する「kimono tento(キモノ テント)」だ。同店ならではのデザイン性の高い着物を目当てに全国から大勢の人が訪れている。

 ハイカラな雰囲気

 淡い色合いのうろこの形のタイルの外壁に大きなシャンデリア…。「明治から大正時代の洋館をイメージした」という店内は築90年の民家のたたずまいを残しつつも、“ハイカラ”な雰囲気がただよう。店主の陽香さんは「着物のおしゃれを楽しみたい人たちが気軽に立ち寄りたくなるようなデザインにした」と語る。

 陽香さんが着物に出合ったのは高校生の時。処分する予定だった祖母の着物を「もったいないから」と着て以来、その魅力に「はまってしまった」という。

 「着物が着たい」と思い切って転職、着物などのリサイクルショップで働きながら着物を扱う仕事に就ける道を模索していたところ、骨董(こっとう)市で古い布を扱う店を経営していた輝一さんと出会い、平成22年に結婚。29年11月に同市唐崎から同市中央の現在の店舗へ移転した。

 振り袖一式でも約10万円

 店内にはパステルカラーや色鮮やかな赤や青、ユニークな柄のものなど全国各地から仕入れた昭和初期~中期ごろを中心とした着物約400枚が並ぶ。時代を問わないかわいらしいデザインが目立ち、価格も5千円前後からと手頃。通常は高額な振り袖でも一式10万円前後で手に入る。

 「どれも手の凝った素晴らしいものばかり。着物は敷居が高いと思うかもしれないが、こんなに楽しくてかわいいものだということを多くの人たちに知ってもらいたい」と陽香さん。

 新型コロナを機に

 陽香さんと輝一さん、スタッフ数人で切り盛りする同店。老若男女問わず、10~70代まで幅広い年齢層が訪れ、陽香さんらが一人一人丁寧に接客にあたる。

 全国各地で出張販売を行っているが、3月に入り、新型コロナウイルスの感染拡大で予定していたイベントでの出店がすべて中止に。売り上げなどへの影響に配慮し、新しくオンラインショップを立ち上げた。

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