金融

コロナの影響拡大 手形の「不渡り」3月は倍増

 全国銀行協会は、資金不足で決済ができず3月に「不渡り」となった手形の枚数が全国で1560枚となり、前年同月の726枚から2.1倍になったと発表した。3月としては2017年以来、3年ぶりに多い水準。新型コロナウイルス感染拡大の影響で資金繰りに苦しむ企業が増えている実態が浮き彫りとなった。

 金額は101億円を超え、昨年3月の約8.5倍に膨らんだ。

 金融庁と日銀は今月、業績悪化に苦しむ企業を支援するため、手形が不渡りになっても取引の停止などを当面猶予するよう、全国の銀行に要請している。

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