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「クレベリン」生産能力10倍 大幸薬品、ウイルス除去の需要増

 大幸薬品は26日、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに需要が増加したウイルス除去製品「クレベリン」の生産能力を前年の10倍以上に引き上げる方針を明らかにした。京都工場(京都府精華町)で既に3倍程度に高める準備を進めているが、一層の需要を見込む。10倍への増強に向けどこの工場を活用するかは今後詰める。

 柴田高社長がオンライン記者会見で「除菌市場は(新型コロナの感染拡大後に)10倍以上に伸びており、相応の生産能力を持たなければならない。ラインを増設したい」と述べた。

 クレベリンは創業家出身の柴田氏が外科医時代に商品化を発案した。大幸薬品はクレベリンの主成分である二酸化塩素の幅広いウイルス、菌に対する有効性は確認したが、新型コロナに対するデータは取得していないとしている。

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