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山形サクランボ、今期収穫量「やや少ない」 平年を6%下回る1万3200トン

 山形県は29日、全国一を誇るサクランボの収穫量について、今シーズンは「やや少ない」との見通しを発表した。平年を6%下回る1万3200トン程度を見込んでいる。

 県やJAなどでつくる調査委員会が主要産地の村山、置賜地域の48果樹園を対象に27日、主力品種の佐藤錦と県奨励品種の紅秀峰の作柄を調べた。

 調査対象の短い枝1本当たりに付いた実の数は前年よりやや多いものの、平年と比べるとやや少なかった。低温や降雨の影響で、受粉に欠かせない蜂の活動が開花期の前半に鈍り、実の付き方が果樹園や樹木によってばらついたという。

 収穫は佐藤錦が6月23~27日ごろ、紅秀峰は30日~7月4日ごろにピークを迎えると見込んでいる。

 県は予想の精度を上げるため今年度から、6月10日ごろに改めて調査し、収穫と出荷時期に関する最新の情報を市場関係者に提供する。

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