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輸入水素で発電、専用プラント公開 千代田化工建設など世界初の実証事業

 千代田化工建設などでつくる「次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合」は25日、海外から輸入した水素を活用し発電する世界初の実証事業を進めている川崎市臨海部の専用プラントを、報道陣に公開した。水素は使用時に二酸化炭素(CO2)を発生させず、地球温暖化対策への効果が見込まれる。

 同組合によると、気体である水素の大量輸送は困難で、技術的な課題とされてきた。事業では、東南アジアのブルネイで調達した水素をトルエンと化学反応させ貯蔵しやすい液体にしてから、コンテナ船で海上輸送。石油精製会社の敷地内に設けられたプラントで再び気体に戻すことで、安定的な輸送を図る。

 この日は、トラックで運ばれた液体を一時貯蔵するタンクや、気体に戻す設備を公開。隣接する火力発電設備に燃料として供給されるまでの手順を担当者が説明した。実証は5月に着手。年内に一連の工程を終え、輸送や供給技術の確立を目指す。組合は「将来的に大規模発電での利用など、商用化に取り組みたい」としている。

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