サービス

テンポスバスターズ、飲食店内装支援で退職大工ら派遣 工事費削減をアシスト

 中古厨房(ちゅうぼう)機器買取販売のテンポスバスターズ(東京都大田区)は、飲食店の経営者や新規開業する人に大工経験者を派遣する新サービスを早ければ年内にも始める。一般的に飲食店の内装工事には600万~1000万円程度かかるとされるが、同社によると、新サービスを利用することで「初期投資を3分の1程度に減らせる」(森下篤史社長)という。

 新サービスの開始に向けて退職した大工やフリーランスで働く大工の登録を始めており、目標の500人に対し、既に約240人が登録した。

 登録した大工経験者は、全国約60店あるテンポスバスターズの各店舗に配置。飲食店経営者からの求めに応じて派遣する。

 通常の内装工事として請け負うこともできるが、店づくりを一から始めたい人向けに、くぎの打ち方やのこぎりの使い方といった日曜大工の基本を伝授する特別プランを用意する。各店舗に日曜大工には欠かせない資材をそろえた「テンポスDIYコーナー」も設け、電動工具はレンタルできるようにする。

 内装工事には通常1~2カ月程度かかるため、その間に経営者らとの関係を深め、厨房機器の受注につなげる狙いもある。

Recommend

Biz Plus

Ranking

アクセスランキング