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アップルがiPhone13発表 カメラ強化、「映画モード」も導入

 【ワシントン=塩原永久】米アップルは14日開いた新製品のオンライン発表会で、主力のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の新機種「13」シリーズを公表した。カメラの性能を強化し、動画撮影で映画のような効果が得られる機能を導入した。腕時計型端末「アップルウオッチ」も画面を大型化した新モデルを投入する。

 アイフォーンは日本など各国で17日に予約を開始。24日に発売する。昨年発売の「12」シリーズに続き、高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムに対応している。4機種あり、価格は小型の「13ミニ」が8万6800円、「13」が9万8800円など。

 カメラは夜間でも鮮明に撮影でき、光学式手振れ補正機能も搭載。動画で自動的に人物にピントを合わせ、背景に「ぼかし」を入れる「シネマティックモード」など機能を充実させた。省電力の半導体を使い、バッテリーの駆動時間を長くした。

 発表会でクック最高経営責任者(CEO)は、「これまでで最強のアイフォーンだ」と自信を示した。

 アップルウオッチは新たに「シリーズ7」を発表。従来機より画面が20%大きくなり、耐久性も高めた。今年秋に売り出す予定。

 タブレット端末「iPad(アイパッド)」は、デザインを刷新した「mini(ミニ)」など2機種を24日に発売する。

 アップルは今回発表した新製品で、リサイクルされた部材を重点的に使用し、環境問題に配慮したとしている。

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