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関空の上半期総旅客数、60%増もコロナ前の1割

 関西エアポートは25日、関西国際空港の令和3年度上半期(4~9月)の利用状況を発表した。国際線と国内線を合わせた総旅客数は141万人で、新型コロナウイルスの影響が大きかった前年同期比で60%増加した。ただ、国際線の低迷から抜け出せず、コロナ前の元年同期比では91%減だった。

 コロナ前に総旅客数の約8割を占めた国際線旅客数は、元年比で99・1%減の11万人にとどまり、ほぼ「消滅」した状態が続いている。企業駐在員や留学生らの出入国があり、前年比では77%増加した。

 国内線は期間中に2回、緊急事態宣言が発令されたことから、運休・減便が継続。旅客数は元年比で64%減の130万人だった。移動自粛の影響が大きかった前年比では59%増えた。

 9月末で全都道府県で緊急事態宣言などが解除されたことから、関西エアの広報担当者は「まず国内線の回復を期待したい。年末年始に向けて、コロナ感染がこのまま収まってくれればいいのだが」と話した。

 また、同時に発表した大阪(伊丹)空港の上半期の旅客数は288万人で前年比31%増、神戸空港は72万人で69%増だった。

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