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1キロ108万円! 新茶のシーズン到来 静岡で初取引

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1キロ108万円! 新茶のシーズン到来 静岡で初取引

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 本格的な新茶シーズンの到来を告げる「新茶初取引」が、静岡市葵区の静岡茶市場で24日、開かれた。今年は3月の平均気温が低く、葉の生育に遅れが見られたため、昨年より3日遅い実施となった。

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 午前7時すぎに取引開始のベルが鳴ると、生産者や問屋ら約800人が、台の上に並べられた茶葉を手に取り、そろばんをはじきながら交渉を始めた。

 例年の初取引には出ない手もみ茶も出品され、静岡県富士宮市で生産された茶が1キロ108万円の高値を付けた。買い上げた同市の製茶業、土井貴さん(39)は「きれいな仕上がりだ。生産者の労力、気持ちに応えたかった」と話した。通常の機械製法では、静岡市清水区で生産された茶が1キロ8万8800円の最高値を付けた。

 静岡茶市場によると、取引された静岡県産茶は1734・1キロ、1キロ当たり平均7706円だった。

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  • 「新茶初取引」で交渉する関係者=24日午前、静岡市の静岡茶市場
  • 真剣な表情で新茶の香りを確かめる茶商ら=24日、静岡市葵区の静岡茶市場

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