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「習思想」の憲法明記を確認 2中総会閉幕、改正案承認

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「習思想」の憲法明記を確認 2中総会閉幕、改正案承認

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 北京で開かれていた中国共産党の第19期中央委員会第2回総会(2中総会)は19日、2日間の日程を終えて閉幕した。閉幕後に発表されたコミュニケによると、昨年10月の党大会で習近平国家主席が打ち出した理念「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」を憲法に盛り込む改正案が承認された。国家指導者としての習氏の権威は一層高まりそうだ。

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 2中総会の主要議題だった憲法改正案は、3月に開かれる第13期全国人民代表大会(全人代=国会)で採決される。コミュニケは「党大会で確定した重大な理論や政策を、国家の根本法(憲法)に書き入れなければならないとの認識で一致した」とした。

 前回行われた2004年の憲法改正では、江沢民元国家主席が提唱した「三つの代表の重要思想」が、毛沢東思想やトウ小平理論などと並ぶ「中国各族人民」の指導理念として前文に追加された。

 12年に党規約の行動指針に格上げされた胡錦濤前国家主席の「科学的発展観」はまだ憲法に盛り込まれておらず、「習思想」とともに明記されるとみられる。(北京 西見由章)

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