鹿児島・口永良部島、レベル4に 火山性地震が増加 火口3キロ、厳重警戒
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鹿児島県・口永良部島と3キロ圏
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気象庁は15日、鹿児島県の口永良部島で、火山性地震が増加し、大きな噴石や火砕流への警戒が必要だとして、噴火警戒レベルを火口周辺規制の2から避難準備の4に引き上げた。新岳火口から約3キロで厳重な警戒を呼び掛けている。
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屋久島町は15日、約3キロの範囲の高齢者らに、ただちに避難するよう指示した。一般住民には避難準備を呼び掛けた。
口永良部島では平成27年5月に大規模噴火が発生し、警戒レベルが最高の5(避難)に引き上げられ、住民全員が一時避難する事態になった。
27年6月にごく小規模な噴火が起きて以降は噴火はなく、気象庁は28年6月にはレベルを入山規制の3に、今年4月には2に引き下げていた。
気象庁によると、15日は午前10時までに火山性地震が26回発生。これまでの地震に比べ、規模が大きく、震源の場所が15年の噴火前と同じため、火山活動が高まる危険性があると判断した。