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「ゲノム医療」でタカラバイオと阪大が連携 平成30年からシステム構築

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「ゲノム医療」でタカラバイオと阪大が連携 平成30年からシステム構築

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 タカラバイオと大阪大学は8日、遺伝子情報に基づき患者それぞれに最適な治療をする「ゲノム医療」を進めるための連携推進協定を締結した。平成30年4月から大阪大医学部付属病院(大阪府吹田市)にタカラバイオが次世代型の遺伝子配列解析装置を設置し、患者の遺伝子情報の採取から解析、診断までをすべて院内で完結できるシステムを構築する。

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 ゲノム医療は、患者の負担を減らせるだけでなく、医療費削減にもつながるとされている。ゲノム医療の体制づくりを進める同病院は、今年12月からゲノム解析をタカラバイオに委託。来年4月からは、タカラバイオの装置を導入した遺伝子検査室を設置する予定だ。

 タカラバイオは、遺伝子解析の検査室運営に関して国際基準を満たしているという。この日、大阪大キャンパスで記者会見した峰野純一常務は「がんゲノム医療を広めるためにも、最先端医療との連携を深めていきたい」と話した。

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