ジョン・コルトレーン“幻の”アルバム見つかる 絶頂期に録音、未発表曲も
更新ジャズ・サックス奏者、ジョン・コルトレーン(1926~67年)の未発表のオリジナル曲2曲(無題)を含む、63年にスタジオ収録された幻の音源が見つかっていたことが8日分かった。世界的に著名なコルトレーン研究家の藤岡靖洋さんは「絶頂期の公式レコーディングで素晴らしい演奏だ」と評価している。
<< 下に続く >>
ユニバーサルミュージックは、これらの音源を収録したアルバム「ザ・ロスト・アルバム」を29日に世界同時発売する。
演奏者はコルトレーン、マッコイ・タイナー、ジミー・ギャリソン、エルビン・ジョーンズの「黄金のカルテット」。
ユニバーサルによると、マスターテープは廃棄されたとみられるが、コルトレーンが演奏を自宅でチェックするために同時録音したオープンリールのテープを、当時の妻ナイーマに預けていた。2005年にナイーマの遺族が、自宅に保管していたテープをオークションに出品しようとし、存在が分かったという。