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【食育専門家・浜田峰子の魚で元気な未来!】(18)すくった金魚、責任もって

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【食育専門家・浜田峰子の魚で元気な未来!】(18)すくった金魚、責任もって

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 夏休みの思い出といえば、お祭り。お気に入りの浴衣を着て、屋台の熱気にわくわくしながら、甘いお菓子を頬張り、金魚すくいを楽しむ人も多いのではないでしょうか。水の中をひらひらと泳ぐきれいな金魚を、円形の枠に和紙を貼ったポイですくって小さな椀(わん)に集めます。和紙は水につけるとふやけてすぐに破れてしまうため、タイミングをはかったり、知恵を絞ったりと、家族で楽しめるイベントですね。

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 金魚の養殖が盛んな奈良県大和郡山市では、毎年8月に「全国金魚すくい選手権大会」が開催されています。大人から子供まで楽しめて、上位入賞者ともなると、1つのポイであっという間に何十匹とすくうので、会場も大盛り上がりなのだそうです。

 日本人になじみ深い金魚の養殖は、河川・池・沼など淡水における内水面漁業の中でも、淡水魚および淡水生物の養殖を行う内水面養殖業に分類されており、日本各地に漁業協同組合があります。その歴史は古く江戸時代に遡(さかのぼ)ります。冷房のなかった時代、ガラス鉢の中を泳ぐ金魚を見て涼をとったのだそうで、金魚は夏の季語にもなっています。

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