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2019年は「EQマネジメント」が来る! “感情知性”をコントロールしよう

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 創業経営者の方は総じて特性不安が高い方が多いです。ただし、そういう会社の部下の人は、カリスマ経営者の下で方針・指示に忠実に従い仕事をする人が多く集まる傾向があり、特性不安が低い方が少なくありません。

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 この場合危険なのは、経営者の方針がいきなり変わったり、あるときからあやふや・曖昧になってしまったりするときに、社員たちが、自分たちは今後どうなってしまうんだろうと集団不安に駆られることです。トップは明確な方針を、しっかり出し続ける必要がありますね。

 これが高い部下は、基本的には、ガンガンいかせればOKです。あまり細かいことをいわなくても「いっちょやってみますわ!」などと言って飛んでいきます。リスクとしては、うかつな人も多いので、ざっぱくなまま森につっこんでいくことのないように、状況を確認してあげたほうがよいですね。

 冒頭の部下は、反応から見ると、おそらく特性不安が低いタイプだったのでしょう。

 あなたは、「これこれこうした準備がしっかりできていて、クライアントはここをこう評価してくれると思うから、予定通りの資料でしっかり伝えることに徹しよう。私もプレゼン中にはフォローするから、大丈夫」、というように、具体的に「大丈夫な論拠」を伝えてあげることが必要でしたね。

 ◆「セルフエフィカシー」「アサーション」そして「感情的被影響性」の注意点

 次に、部下が、以下のどれに当てはまるかに着目してみましょう。

・気力に満ちあふれているか否か

・自己主張をしっかりできるか否か

・合理的か、情緒的か

 これも、心の知能指数といわれる「EQ」の24要素の中からの3つです。

(4)セルフエフィカシー

 自ら気力を創出する力です。これが高い人は自信があり、なんでもやっていけると思っています。低い人は、いまひとつ自分に自信を持てておらず消極的になりがちです。

 セルフエフィカシーが低い人に、「頑張れ」とか「大丈夫だ」と言うのは、危険です。自信を持てていませんから、その言葉がプレッシャーになり、ストレスを与えてしまいます。結局は、その人の足を止めるようなことになるでしょう。冒頭の部下は、セルフエフィカシーも低い可能性が高いですね。

 特性不安の対処では、未来の計画を見せてあげることが大事でしたが、セルフエフィカシーが低い人に対しての「こうやればうまくいよね」という具体的なプロセスを参考情報として提示してあげることの意味合いは、石橋をたたかせて自分なりにいけるぞと思わせてあげることにあります。

今回の社長を目指す法則・方程式:

EQ理論=心内知性+状況判断知性+対人関係知性

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  • ※画像はイメージです(Getty Images)

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