元受付嬢CEOの視線

不参加で○○のチャンスを逃がす 会社の飲み会に参加するべき3つの理由

橋本真里子
橋本真里子

 その気持ちを理解して参加するかしないかで、上司の自分に対する印象は大きく変わります。上司の気持ちを汲み取り、腹を割って話をする人。早く帰りたいオーラを出して、上司の話を聞き流す人。どちらがその後に上司といい関係性を築けるかは一目瞭然です。

 そして自分という人間を上司に知ってもらうことで、信頼関係が生まれ、昇進のチャンスにも恵まれるのではないでしょうか。

 8時間仕事をしたらそのあとは自由に過ごしたいと思うかもしれませんが、それは上司も同じです。もっというと、上司には家族がいて、たまには早く帰りたい! と思っているでしょう。しかし、いつも一緒に働いてくれているメンバーも家族同然。上司にとって夜の飲み会は、部下を大切に考えているからこその時間の使い方だと思います。

 みんなが参加する飲み会。全ての人が最初から乗り気ではないと思います。

 いろんな人がいろんな想いで、企画し、費用を確保し、時間を作り参加する。こういった背景を理解しているからこそ、「楽しもう!」と思えるのではないでしょうか。

 飲み会は仕事じゃないときっぱり切り離して考えず、人との関わり方を養う場だと思って、少し違った視点で飲み会に参加してみてください。

 そこで「いつも幹事ありがとうございます!!」なんて一言をかけるだけで、あなたへの印象は格段に上がるはずです。

橋本真里子(はしもと・まりこ)
橋本真里子(はしもと・まりこ) ディライテッド株式会社代表取締役CEO
1981年生まれ。三重県鈴鹿市出身。武蔵野女子大学(現・武蔵野大学)英語英米文学科卒業。2005年より、トランスコスモスにて受付のキャリアをスタート。その後USEN、ミクシィやGMOインターネットなど、上場企業5社の受付に従事。受付嬢として11年、のべ120万人以上の接客を担当。長年の受付業務経験を生かしながら、受付の効率化を目指し、16年にディライテッドを設立。17年に、クラウド型受付システム「RECEPTIONIST」をリリース。

【元受付嬢CEOの視線】は受付嬢から起業家に転身した橋本真里子さんが“受付と企業の裏側”を紹介する連載コラムです。更新は隔週木曜日。アーカイブはこちら

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