記事詳細

16日から水戸と筑波山で梅まつり 茨城

更新

 茨城県に春の訪れを告げる「第123回水戸の梅まつり」と「第46回筑波山梅まつり」が16日、開幕する。いずれの会場も開花は順調で、開幕日から早咲きの梅を楽しめるという。見頃は2月下旬から3月中旬となる見込みだ。

<< 下に続く >>

 水戸の梅まつりの会場となる日本三名園の一つ「偕楽園」(水戸市)には、約100種類約3千本の梅の木が植えられている。偕楽園公園センターによると、早咲きの開花が進んでおり、好文亭(こうぶんてい)などがある「本園」南側の「拡張部」には10本以上まとまって咲き、見頃に近い状態の梅林もあるという。

 今年は同市市制施行130周年記念のプレイベントと位置づけられ、開幕する16日には特別なオープニングイベントが行われる。イベントでは同市出身の書道家、笹島沙恵さんの書道パフォーマンスや、「みとの魅力宣伝部長」で三味線奏者の川嶋志乃舞(しのぶ)さんのライブなど、オープニングスペシャルステージ「和」が開催される。

 このほか、「全国梅酒まつりin水戸」が3月1~3日、常磐神社で開かれ、全国から集めた140種以上の梅酒の飲み比べを楽しめる。「夜梅祭2019」も開催され、3月2日は同市にある水戸藩の藩校「弘道館」、同9日は偕楽園がライトアップされ、幻想的な一夜を味わうことができる。

 筑波山梅まつりが行われる筑波山の梅林には、紅梅や白梅など約1千本が植えられており、実行委員会の担当者は「例年より咲き始めが早く、すでに紅梅はかなりきれいに見ることができる」と話している。

 開幕する16日には、梅林内にある観梅広場の特設ステージで、名人による筑波山名物「ガマの油売り口上」が披露される。3月3日には、筑波山水系の5酒造が地酒を出品する「筑波山地酒フェス」が開催される。期間中は筑波山麓やつくば市内の飲食店が、梅を使った限定メニューや筑波山で栽培されている「福来(ふくれ)みかん」を使ったご当地グルメを提供する。

 水戸の梅まつりは3月31日、筑波山梅まつりは同21日まで。(丸山将)

ランキング