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祇園甲部「都をどり」衣装合わせ

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 京都五花街の一つ、祇園甲部が行う恒例の春公演「都をどり」(4月1~27日)の衣装合わせが21日、祇園甲部歌舞練場(京都市東山区)で行われ、本番と同じ艶やかな着物姿の芸舞妓(げいまいこ)がプログラム用の写真撮影に臨んだ。

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 今年の演目は「御代始歌舞伎彩(みよはじめかぶきのいろどり)」全8景。新天皇即位への祝賀の意を込め、皇室ゆかりの名所をめぐって舞を繰り広げ、桜が満開の門跡寺院・大覚寺(同市右京区)で出演者全員が勢ぞろいしてフィナーレを迎える。

 同歌舞練場は耐震改修のため平成28年から休館しており、今回は昨年11月に新装された南座(東山区)で昭和27年以来67年ぶりに行われる。

 3月に始まる稽古を前に舞妓の市紘(いちひろ)さん(17)は「緊張しますが、新しい南座での初舞台はうれしおす」と話した。

 1日3回公演で4千円と5500円。問い合わせは祇園甲部歌舞会(075・541・3391)。

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