梅の名所として知られ、学問の神様、菅原道真を祭る北野天満宮（京都市上京区）で２５日、道真の命日にちなんだ「梅花祭（ばいかさい）」が行われ、多くの参拝者が梅の花を愛した道真をしのんだ。

　約９００年の歴史がある祭典。豊臣秀吉が催した「北野大茶湯（おおちゃのゆ）」に由来する茶会も開かれ、近くの花街、上七軒（かみしちけん）の芸舞妓（げいまいこ）がお点前を披露した＝写真（永田直也撮影）。

　暖かい日が続いたことから、境内と梅苑の計５０種約１５００本の梅はすでに７分咲き。訪れた人は、可憐（かれん）な花をめでながら、境内を包む香りを楽しんでいた。