節約家計簿

キャッシュレス決済での家計管理は? まずはモノを買った日に記帳

 消費税増税、キャッシュレス決済によるポイント還元から1カ月がたちました。

 増税前の駆け込み消費で、9月の支出が増えたご家庭もあるはずですが、一方で駆け込みはしなかった人が多いという調査も出ています。プリペイドカードなどを開発・運営する「カンム」が、キャッシュレス決済サービス「バンドルカード」のユーザーに調査をおこなったところ、86%のユーザーが「消費増税前に駆け込み消費をしていない」と回答しています。その理由を多い順に挙げると「無駄遣いしそう」(48%)、「必要なものでも、急いで買う必要はなさそう」(20%)「軽減税率やポイント還元があるので必要なさそう」(12%)とのことでした。ニュースなどで見聞きした駆け込み消費の様子とは違った、堅実な消費者も多かったようです。

 とはいえ、キャッシュレス決済を利用する機会が増えている現実はあります。キャッシュレス決済を利用すると、モノを買った時期と、口座からお金を払う時期に時間差が生まれ、家計管理が複雑になりがちです。

 キャッシュレス決済を始めたばかりで管理に慣れていない方は、モノを買った日に記帳するのがよいでしょう。チャージ額も別の欄に記入して、ひと月にどのくらいチャージしたのかを集計する必要もあります。キャッシュレス決済を利用する前より、支出が増えていないかを確認することもおすすめします。

 慣れている方なら買った日でもチャージした日でも、記帳日はどちらでもOK。ただし、チャージ額の集計は必ず行いましょう。

 また、5000円を下回ったらチャージされるといった、自動チャージを利用している人もいるでしょう。自動チャージを利用している人は、食費や日用品の購入に使うカードの1カ月のチャージ回数を決めておき、その回数内に収まるように管理する方法もあります。(ファイナンシャルプランナー 畠中雅子)

Recommend

Biz Plus

Ranking

アクセスランキング